ポケモンには様々な楽しみ方がありますよね。図鑑を埋めたり、ポケモンを愛でたり、一緒に旅をしたり、、、
その中でも1番の醍醐味といえばやはりポケモンバトルです!
手に汗握る駆け引きや、急所に当たって一喜一憂する瞬間はテンションが上がりますし、自分のこだわりのポケモンで戦っているときのワクワク感はなんといっても最高です。
ですが、ポケモンバトルを全力で楽しむには準備が必要となります。
ソードシールドでポケモンを始めた人も多いと思います!
ポケモン始めたけど、厳選の仕方がわからない。
個体値って聞くけどそもそも何?
どうやったら強く育てられるの?
といった疑問もあると思います。
そのため今回は個体値とは、個体値の厳選方法を画像、例を用いながら分かりやすく説明します。
個体値とは
個体値とは同じポケモン同士であってもポケモンに個々で割り振られた能力値の差のことです。わかりやすく例を出すと同じ人間という種族であっても身長や頭の良さ、身体能力が違いますよね。ポケモンで起こるこの差を数値化したものを個体値と言います。簡単にいうと偏差値ですね。
ポケモンではこの偏差値をHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6つの能力値において32段階で分けています。さらにこの32を32進法というものに書き換え
0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUV
と表記します。ようするに10を1桁で説明したいのでアルファベットで代用しているということですね。そのため、アルファベットの順番から個体値の数値が分かります。例えばHだとアルファベットで8番目にあたるため個体値は0を除く数字9つに8加えて9+8で17となります。
ではよく聞く6VとはなんなのかというとHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6つの能力値全てがV=個体値31の状態であることを指します。
※ここで注意が必要なのは個体値は32段階なのに31がMAXになっている点です。
これはスタートが0から始まるため0〜31の32個あるからです。
今の現状、この個体値はオンライン対戦に出すポケモンであればほとんどが4V〜6Vのポケモンになっており、ほぼ厳選は必須の環境となっています。
また、HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さを今の環境では以下のように訳されます
HP =H
攻撃=A
防御=B
特攻=C
特防=D
素早さ=S
どのサイトでも大体上記のように略されているので覚えておきましょう
例えば、攻撃の個体値が10の時はAAと表記する場合があります。わかりにくいのでなっていないサイトもありますが、、、
※昔のサイトだと防御=D、特攻=SA、特防=SDとなっていることがあります。
個体値の確認方法
ポケモンにはそれぞれ実数値が割り振られています。ポケモンをみるで確認できる数値のことです。
これですね。この数値からこたいちを割り出すことも可能です。
しかし、ここで個体値を確認する方法は個体値チェッカーというサイトで確認するしかありません。
このようなサイトです
実際にこのポケモンを調べてみた結果がこちらです。
まだレベルが低いので幅がありますがある程度確認できます。もう一つの欠点は努力値が振られていると正確な値が出ないことですかね。
もうひとつはボックスで確認する方法です。この方法はあるストーリーを終わらせてからのため少し面倒です。先ほどのゴリランダーだとこのように表記されます
下のリンクにやり方は書いてあります。
*私の書いた記事ではありません。いずれ書くのでこちらを参照に。また、この記事で書いてある内容を下記で含みます。
個体値厳選方法
※以下
HP =H
攻撃=A
防御=B
特攻=C
特防=D
素早さ=S
ではこの個体値をどのように上げるかというと
ポケモンでは孵化により親の能力値を一定の数、子に引き継がせることができます。この法則を使い、個体値を調整していきます。これを孵化厳選と言い、最もポピュラーな厳選方法で、ほとんどの人がこの方法で厳選してます。
ここからは実際に厳選しているのを例に出しながら行なっていきます。
今回はコイキングで行います。
手順
1.引き継がせたい能力値を持った親を2匹用意します。この親2匹の個体値が優秀であればあるほど厳選の難易度は下がります。5Vを狙いたいのであれば親が1〜2V以上はないと時間がかかります。
親に選ぶポケモンはメスは絶対に欲しいポケモンと同じポケモンにしてください。そうでないと他のポケモンが生まれます。
オスはメスのポケモン(欲しいポケモン)と卵グループが同じポケモンであればなんでも構いません。卵グループはポケモン徹底攻略などで確かめることができます。
以下参照
https://yakkun.com/swsh/zukan/n129
この時、『赤い糸』というアイテムを持たせることで親の引き継ぐ能力値をHABCDSの6つから5つ引き継がせることができます。オス3つ、メス2つまたはオス2つ、メス3つランダムに選ばれて残り1つは0〜31の間でランダムに選ばれます。
例
今回は0Vのコイキング2匹で行います。実際、0Vでも厳選可能なことと、どれだけ時間がかかるかをわかりやすくするためです。
今回の親はこんな感じです。
2.生まれた子の個体値が親よりも優れていれば変えていきます。
1Vと1V
↓
2Vと1V
↓
2Vと2V
↓
3Vと2V
といった感じで少しずつ親を優秀な個体値のポケモンに変えることで徐々に生まれるポケモンの個体値を遺伝させながら上げられるようにしていきます。
この時、親が持っていない能力値をあげたいときには上記にも書いた引き継がれない1つの能力値でランダムの1/32を引き当てていきます。
要するに親のDの個体値がオス2、メスAしかない時はVにしたいのであれば子の能力値の内Dが親から遺伝せず、1/32でVの個体値になれば特防Vの子が生まれます。これは完全にランダムなので確率でいうと1/192となります。結構な確率ですね
(>人<;)
例
コイキングはどちらも0Vなのでどれか1つでもVの個体を狙っていきます。最初は赤い糸などを持たせずにひたすら孵化して1V〜2Vを狙っていきます。赤い糸を持たせないと遺伝するのは能力値6つの内3つになります。最初は遺伝しても個体値が低いため、意味がないので効率重視で待たせず行います。
(かわらずのいしは性格が遺伝するものです。個体値には関係ありません)
60匹ほど孵化すると
とりあえず素早さと防御がVのコイキングが生まれました。
丁度、オスメスなので、ここでようやく1Vと1V同士の親ができます。
この2匹から2Vのコイキングを誕生させます。
できましたね。
オスの2Vが生まれたのでオスだけ変えて、次に2Vと1Vで効率を上げつつ、2Vのメスを厳選していきます。
ここからはパワー系アイテムを使います。このアイテムについての効果や使い方は上記の赤い糸と共に書いてあるのでその記事をご覧ください。簡単にいうと特定の能力値だけ確実に遺伝させることができるアイテムです。パワーアンクルを持たせていますがこれは素早さを確実に遺伝させることができます。メスの1Vの方のSがVではないのでメスから素早さを遺伝しないようにするためです。
そうして、メスの2Vができます。
2Vと2Vの親で厳選していきます。どちらも防御と素早さがVのためオスメスのどちらから引き継いでもVになります。
防御、素早さ以外がVになっている個体を厳選します。この時、2Vと2V同士なら3Vで生まれる可能性が高いため、少しでも親は良い個体にしておいた方が良いのです。
そして3Vが誕生しました。先ほどと同様にオスメスどちらも3Vにして残りHPと攻撃がVになっている個体を狙っていきます。
ここでようやくHPがVの子ができたので早速4Vの個体を作りにいきます。
4Vができましたね。
親を両方4Vにします。オスの4Vを厳選し、その2匹で厳選していきます。
ここまで来ればあと少しです。AがVの個体を出すだけです。
ここからはとにかくAがVの個体が出るまで孵化しまくります。攻撃を引き継がせて完成となるので。
ようやく。攻撃Vの個体が出ました。ここから攻撃がVとなる4Vを赤い糸を持たせて作ります。
できましね。
最後にこの4Vと4Vのコイキングを預け、5Vを狙っていきます。この時も赤い糸を使います。
この時注意すべきなのは、4Vのコイキングは全く同じ能力値のところがVではいけません。
結局全てVになるまで厳選しなければなりません。今回のコイキングで言うとメスは防御がVでなく、オスは攻撃がVではありませんでした。要するに4V同士で5Vを狙うにはVでない部分がオスメスで被ってしまうと、一気に5Vの確率は下がると言うことです。
しかし、ようやくできました✨
完全に5Vですね。ここまでどのくらいコイキングを孵化してきたかというと150匹ですね。正確には146匹です!結構かかりましたね。時間で言うと3時間半くらいです。親を何度も変えていくのでそこで時間がかかった感じですね。0Vと0Vで厳選するにはこのくらいかかることということを覚えておいてください。
厳選で楽をしたいのであれば
上記に書いたようになかなか厳選は面倒くさいですよね。親を用意して、そこから何時間もかけて厳選する。これをもっと簡単にすることができる方法があります。
それは6Vメタモンを親にすることです。
正直、孵化厳選はメタモンを使うのが主流です。ソードシールドではレイドバトルで高い個体値がよく出るのでそちらを親にしてもいいのですが過去作ではそれほど良い個体は入手できないのでメタモンを使用する人が多くいました。
というのも、メタモンはどんなポケモンであっても親になることができるのです!
例えば、コイルはオスもメスもないので一見孵化厳選できそうにないですがメタモンとコイルを預ければコイルが生まれます。
※卵グループ無しの場合は生まれません(伝説のポケモン、幻のポケモンなど)
そして、もちろんメタモンの個体値も引き継ぐことが可能です。そのため万能親になることが可能です。
そのため、6Vにしておくことでどのポケモンを育成するにしても親になれます。
この6Vメタモンの入手法については下のリンクに書いてあります。
※let's goピカチュウ&イーブイの記事です。ソードシールドではありません。
ついでに6Vメタモンでの厳選もしてみましたまずはメタモンに赤い糸を持たせて、コイキングとともに預けます。
こいきんぐはVがないのでまずはメタモンから3つ能力値を引き継いだ3Vのコイキングを狙います。
すぐできましたね。つぎはコイキングを3Vの個体に変え4V以上を狙います。こちらもおそらくすぐできるとおもいます。
4Vできましたね。最後に5Vを狙うため、3Vのコイキングを4Vのコイキングに変えます。
そしてできましたね。厳選数はわずか12匹ですね。6Vメタモンがいるだけで厳選がこれだけ簡単になります!6Vでなくても5V、4Vでもいいのでもっていると楽になるのでぜひ、捕獲してみてください。
応用編
厳選方法はわかりましたが次は少し応用的なことを書いていきます。
それは全てのポケモンを6Vにすれば良いというわけではないことについてです。
https://yakkun.com/swsh/zukan/n282
このの種族値を見てもらうとわかりますが攻撃がとても低く、逆に特攻が高いです。
そのため、技構成においてサーナイトは物理技を使うことはないと思います。
このように、特殊アタッカー、物理アタッカーではそれぞれ攻撃か、特攻のどちらかは使いません。そのため、使わない所を厳選する必要はないんですよね。
そのため、サーナイトはH、A、C、D、SのみV、要するに5Vで十分なんです。
もっというとポケモンにはこんらんという状態異常がありますが、こんらんの自傷ダメージはそのポケモンの攻撃の能力値に依存するため、攻撃が高いと自傷ダメージが多くなるめ、攻撃が必要ないポケモンは少しでも攻撃を下げておく方が良いので個体値も低い方が有利となります。
https://yakkun.com/swsh/zukan/n858
ブリムオンはトリックルームというSが低い(遅い)ポケモンから先に攻撃できる状態にする変化技を主体として戦うポケモンです。
このポケモンの場合、できるだけトリックルーム下で早く動きたいため、Sを極限にまで下げる必要があります。そのため、S0が最適となります。
そのため個体値の理想はH V、A 0、B V、C V、D V、S 0の4Vとなります。
このようになんでも6Vが良いというわけではありません。場合のよって個体値0にしなければならないのでそのポケモンの使い方も考えておいた方が良いです。
そして、場合によっては個体値0のメタモンも必要になるのでS0のメタモン等を入手しておくのも後々便利です。
個体値を上げるもう一つの方法として王冠を使うの言うものがあります。
これはきんおうかん、ぎんのおうかんというを使い、ポケモンの個体値を一気にVに変化させる方法です。
この方法は元の個体値が低くても強引にVにできる便利でかつ、簡単に個体値を上げる方法ですがおうかん自体の入手方法が少なく、あまり初心者には向いていない方法です。
入手法としては
1.ランクマッチ(オンライン対戦)のランクがマスターボール級である報酬
2.ワイルドエリアのW堀おじさん
くらいですかね。
今回は孵化厳選をメインとしているので詳しい方法は調べてみてください。
今回の記事をまとめると、
⚫︎個体値とは同じ名前のポケモン同士のに起こりうる各能力の偏差値
⚫︎個体値厳選とは一定の数の親の能力を引き継ぐ、残りはランダムといった性質を利用したもの
⚫︎厳選を楽にするキーとなるのはメタモンとアイテム
⚫︎必ずしも6Vが強いわけではない
これからポケモンをしっかりやりたい人の助けになればなと思います。
また、よく分からなくてもとりあえず、コイキングと同じ方法をしていれば基本できますのでお手本として使ってくださいm(_ _)m