ポケモンの育成をしようかなと思った人が思うこととして、どの性格がいいのかな?努力値はどういった様に振るのが1番なのかな?という疑問がると思います。
これらの悩みはポケモンの育成において1番悩むことです。初心者の人やある程度やっている人でも適当に振っている人やサイトを丸パクリしている人も多いと思います。実は性格や努力値というものは思っているよりも難しい点が多いんですよね。特にこの記事では性格や努力値において少し応用的な内容を紹介していきます。
この記事で具体的に説明していくので参考に性格や努力値の振り方を改めて考えてみてください。
今まで損していたのかなど気づきがあると思います。
結局、どの性格が1番いいのか
まず知ってもらいたいのは性格は倍率であること、そして努力値は加算であることです。よって、結論をいうと性格は種族値の1番高いところを1.1倍になる性格にすべきなのです。
順を追って説明しますと
まず、レベル50の時の実数値の計算式を出します。
実数値={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×50(レベル)÷100+5}×性格補正
これで分かりやすくなったと思いますが性格は掛け算になっており、努力値は足し算になっています。
もっと分かりやすく式を整えると
実数値={(種族値×2+個体値+努力値÷4)×0.5+5}×性格補正
ですね。
ここで種族値が130のポケモンで個体値31、性格補正なし、努力値なしで計算してみます。
実数値={(130×2+31+0÷4)×0.5+5}×1.0=150.5
となります。ポケモンは少数は切り捨てなので150が実際のステータス画面に反映されます。
次に性格を1.1倍してみます。
実数値={(130×2+31+0÷4)×0.5+5}×1.1=165.5
となり165です。150から+15しています。
次に努力値を最大の252振ます。
実数値={(130×2+31+252÷4)×0.5+5}×1.0
となり182です。150から+32しています。
実数値={(5×2+31+0÷4)×0.5+5}×1.0=25.5
より25となります。
次に性格を1.1倍してみます。
実数値={(5×2+31+0÷4)×0.5+5}×1.1=28.05
となり28ですね。25から+3しています。
次に努力値を最大の252振ます。
実数値={(5×2+31+252÷4)×0.5+5}×1.0=57
こちらは25から+32しています。
ここで性格によるアップ率を見比べてもらえると分かりますが
種族値130の時は+15に対して種族値5の時は+3しかしていません。
そのため種族値が高ければ高いほど実際にアップする数値は大きくなります。
逆に努力値はどちらも+32となっています。そのため上がり幅は種族値に関与しない(関係ない)ということがわかります。
上記より性格による数値を最も伸ばすことができるのは高い種族値の時であるということです。逆に低い種族値のところに0.9倍になるような性格にすると最も数値の低下を抑えることができます。ただ、攻撃、特攻どちらかしか使わないのであれば使わないほうを下げるような性格にするのが最もよいですね。
努力値はどこに振るべきか
次に努力値についてお話しします。
先ほどの話にもあった様に努力値はどこに振ってもある程度同じアップ率になります。そして1匹につき努力値は510までしか振れません。そのためいかに510を効率よく振ることができるかが鍵となってきます。
結論を言うと、努力値はできるだけ低い種族値に振ると効率が良いです。
ここでまた計算式を出したいと思います。
ポケモンには指数計算というものがあります。簡単にいうと実際の計算式は長くて難しいのでもっと簡略化したもです。
火力指数=技の威力×攻撃、特攻の実数値
耐久指数=HPの実数値×防御、特防の実数値
ここから天候や弱点、フィールド、特性、乱数の補正をかけておおよそどのくらいのダメージか計算することができます。
ここで注目なのが先ほどと同様に掛け算であるという点です。
例を挙げると実数値がHPが100と防御が100のポケモンとHPが105と防御95のポケモンがいたとするとどちらも耐久指数は同じになると思いますか?
実際に計算すると
HP100防御100の場合
耐久指数=100×100=10000
HP105防御95の場合
耐久指数=105×95=9450
となります。
もっというと
HPが195のポケモンと防御5のポケモンのポケモンの耐久指数は
耐久指数=195×5=957
となります。
要するに片方が圧倒的であったとしても、もう片方が低いと耐久指数は下がってしまうということです。
実際に努力値を振ってみましょう
先ほどのHP195と防御5のポケモンに252振ってみます。先ほどの式より+32することがわかっているので+32します。
HPに252振ってみると
耐久指数=(195+32)×5=1135
次に防御に振ってみると
耐久指数=195×(5+32)=7215
その差は7倍近い値になります。
このように、同じだけ振るにしてもどこに振るかによって耐久値は大きく変化します。そのため、短所を努力値で補う形が1番効率の良い方法となります。
まとめ
今回の記事で言いたいことは
- 性格は長所を伸ばす様にする
- 努力値は短所に振る様にする
こうすると最も効率よく総合数値が高くなる
ということでした。
これらを正確に守ったからといって最も強い育成であるというわけではありません。しかし、何も考えず1番高いところに振るというのが1番強いと思わず、努力値と性格について一度考えてもらう機会にしていただければと思います。